京都・金閣寺(鹿苑寺)「胡蝶佗助」
樹齢
- 300年以上
御手植者
- 後水尾天皇
金閣寺・「胡蝶佗助」の読み方
「胡蝶佗助」は「こちょうわびすけ」と読みます。
金閣寺の「胡蝶佗助」とは?
金閣寺の境内には、方丈の庭(方丈庭園)があります。
その方丈の庭には「胡蝶佗助」と呼称される大きな椿の木が植えられています。
これは、後水尾天皇の御手植えしたものだと言い伝えられています。
金閣寺・方丈庭園の見どころ「胡蝶佗助」
後水尾天皇が植えたと上述しましたが、ではなぜ「胡蝶佗助」をわざわざ選んで植えたのでしょうか。
「胡蝶佗助」の名前の由来は諸説ありますが、その1つに千利休と同時期の茶人・還俗佗助が愛した花であったことから「佗助」と呼ばれるようになったという説があります。
他にも、千利休の弟子の名前からきている説もあり「胡蝶佗助」は茶の湯に関わるものだったと考えられます。
後水尾天皇は、鏡湖池修復の際にお茶の席に招待されていますから「茶室・夕佳亭」でも飾る事が出来るように、方丈の庭に「胡蝶佗助」を植えられたのかもしれません。
「胡蝶佗助」の特徴
「胡蝶佗助」は、江戸時代には「佗助(わびすけ)」と呼ばれていました。
「胡蝶佗助」は「椿(つばき)」の一種です。
椿は「木」ですが、例年、3月頃に一重(5枚ほど)の小さな花を咲かせます。
「胡蝶佗助」の花弁は、ラッパのような形をしており、薄桃色の可愛い♥花弁をしています。
「胡蝶佗助」の特徴として、おしべが退化しており花粉を作りません。
また、花弁はラッパのような形をしています。
- 「胡蝶佗助」のの詳細(楽天市場)
金閣寺・胡蝶佗助の場所(地図)
金閣寺・胡蝶佗助は、総門から真っ直ぐ進むと出てくる「唐門」の奥の方丈の庭に自生しています。(方丈は鏡湖池の前にあります)
金閣寺の境内地図と観光スポット一覧
スポンサードリンク -Sponsored Link-
当サイトの内容には一部、専門性のある掲載がありますが、これらは信頼できる情報源を複数参照して掲載しているつもりです。 また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。