京都・金閣寺(鹿苑寺)「鯉魚石」
金閣寺境内には龍門瀑(りゅうもんばく/龍門の滝)と呼ばれる高さ2.3メートルの滝があるのだが、この滝の下には鯉の形にも似た巨石が置かれてい‥‥申す。ギャハっ
この石コロころころドコいった‥‥が「鯉魚石」と呼ばれる石です。
鯉魚石の読み方
「鯉魚石」は「りょぎょせき」と読みまする。
鯉魚石とは?
当該、金閣寺のみならず、庭園によく配置される飛瀑(滝)の一種である「龍門の滝」の滝壺に配置される鯉の形をした細長い石のこと。
古代中国には俗に「登竜門」と呼ばれる「鯉が滝を登りきると龍になる」という故事があり、その滝を再現したものが「龍門瀑(龍門の滝)」、滝を昇る鯉を再現したものが当該、「鯉魚石」となる。
鯉魚石の名前の由来
鯉魚石をご覧になれば分かるように石の先の形状が尖っており、その有り様は、まるでドっと落ちてくる滝水を全身で受けながらも、跳ね上がってゆく鯉の様にも見えまする。
🐟鯉魚石が置かれている寺院の例
- 天龍寺(京都)※曹源池庭園
- 苔寺(西芳寺/京都)
- 東光寺(甲府)
- 光前寺(長野県駒ケ根)
鯉魚石は別名「水分石」とも称することがある
なお、滝壺に立てかけるようにして配置する石を「水分石」と称し、このようにして配置し、鯉魚石と水分石を兼ねている例としては、当該、金閣寺のほか、常栄寺(山口)にも素敵に見られる。
鯉魚石のサイズ(大きさ)
上掲写真をご覧になれば分かるように、鯉魚石とは名ばかりでその大きさは鯉とはかけ離れたマグロ並みにクソでかい巨石です。
どちらかといえば「鯉魚岩」と言いたくなります。
滝に対してあまりにも石が大きく、鯉が水浴びをしているようにしか見えない。
(滝が2.3メートル。その半分くらいのサイズはある)
鯉魚石の場所(地図)
関連記事一覧
スポンサードリンク -Sponsored Link-
当サイトの内容には一部、専門性のある掲載がありますが、これらは信頼できる情報源を複数参照して掲載しているつもりです。 また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。