京都・金閣寺(鹿苑寺)「金閣寺納豆」

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京都・金閣寺(鹿苑寺)「金閣寺納豆」

金閣寺納豆1

「金閣」の菓子の中に金閣寺・・納豆??

茶所や境内売店で購入できるお茶菓子に「金閣」というものがあります。

これは菓子屋「千本玉寿軒」が作る金閣寺限定のお茶菓子ですが、「金閣」の餡(あんこ)の中には「金閣寺納豆」が入っています。

お菓子に入っているのですから、甘納豆かと思いきや、食べてみるとその塩味に驚かされます。

この「金閣寺納豆」は、塩味の強い塩辛納豆の一種なのです。

塩辛納豆は、宋に渡航した僧たちによって日本に伝えられました。

つまり、一休さんで有名な「一休禅師」が伝えたとも言われています。

この塩辛納豆は寺でよく作られ「寺納豆」とも言われています。

金閣寺納豆02

「納豆」と「お寺」

古来から、殺生をゆるされない寺では、塩辛納豆は貴重なタンパク源として重宝されていました。

各地の寺、特に禅寺ではその寺ごとに寺納豆が作られていたのです。

今でも寺納豆の文化は残っており、有名なのは、京都大徳寺で作られている「大徳寺納豆」です。

大徳寺納豆その他にも一休寺納豆や、浜松市の大福寺納豆などがあります。

納豆は貴重な「お寺の保存食」

寺納豆は夏ごろに作られます。

まず、「茹でた大豆」を麹を使い発酵させます。

それに塩水を入れて混ぜ合わせたものを乾燥させます。

乾燥したものを今度は一粒ずつ手で分けていきます。

夏に作り始めて、出来上がるのは10月頃です。

塩辛くも香ばしい味わいは、大豆の粒が残った味噌のようなものです。

長期間保存することができ、さらに栄養価も高い食品です。

寺納豆の詳細
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