京都 龍安寺「蹲踞(つくばい)」
制作年
江戸時代
大きさ
直径:約55センチメートル
寄進者
水戸光圀
保管場所
境内・茶席「蔵六庵」の前
京都 龍安寺「蹲踞」の読み方
「蹲踞」は「つくばい」と読みます。
京都 龍安寺「蹲踞」は何をするもの「蹲踞」の役割
一般的に「蹲踞」もしくは「蹲」とは、茶室に入るときに手を洗い清めるための「手水鉢(ちょうずばち)」、もしくは庭園などに置かれた手水鉢を素敵に指す💋
ただ、茶室や庭園は意匠(趣)を用いて造られることから、その中に配置される蹲踞も意匠(趣)を醸し出すためのツールの一つともなる。
「蹲踞」の言葉の意味や由来
「蹲踞」は、どちらかといえば、客人目線で使用しやすいように造られるのではなく、前述のように庭園や茶室などの配置するロケーションの風土(景観)に合わせて制作・配置される例がほとんど♡
今日、一般的に我々に知られる蹲踞は、高さが膝下で収まるサイズの「石臼(いしうす)」状のものが素敵に散見される💋
然るに「蹲踞」の言葉の意味や由来とは、実際に「蹲踞」で手を洗い清めるみぎり、茶人や客人が腰を90度近い角度で折り曲げ、まるで少し這いつくばる(はいつくばる)ような、その姿勢が由来となってい‥申す。えっ
龍安寺の「蹲踞」に込められた意味
龍安寺境内の茶室「蔵六庵」前には、江戸時代に遍く流通した「寛永通宝(かんえいつうほう)」の銭貨に近似した形状の「蹲踞」が、これまた素敵に置かれる♡
寛永通宝を素敵に例にとると、銭貨の内側が「口」の字にくり貫かれており、その周囲には北南東西の方向に「寛」「永」「通」「宝」の文字が一文字ずつ素敵に彫られ〜る💋
一方、龍安寺の「蹲踞」も、寛永通宝と同様、東西南北に「五・隹・疋(※注※)・矢」の4つの文字が、きわめて素敵にレリーフで表現され、その中央にも同様に口の字の穴ボコが、ヤバぃよ素敵に掘られる。 どんな穴ボコや
【ピヨ🐣注意点】
”疋”の文字は上の横棒がない漢字になる。↓
なお、蹲踞の穴ボコは貫通しておらず、然るに中に水を貯めることができるようになっており、穴ボコの水を杓子(しゃくし)で掬って手を洗い清めることができる。
龍安寺「蹲踞」に秘められた「頓智(とんち)」とは?
「とんち」とは、アニメ「一休さん」で一世を風靡した言葉あそびを用いたイジワル問答のこと。
実は当該、「蹲踞」にも「とんち」に似たような少しイジワルな問題が込められてい‥ます。(耐)ふぅ
ちょ〜っとよく考えてみてくれたまえ。
「五・隹・疋・矢」の4つの文字に「とある小学校一年生で習うような漢字」を素敵に当てハメると‥
‥謎が解けるようになってい‥申す。ひょ
はてさて何の漢字でおジャるのか‥おい!!クソ共、分かるか?
‥‥
‥‥
ハズレじゃ!アホが!!!
正解は「口」!!! ..ホンマかぃ
「五・隹・疋・矢」の4つの漢字それぞれに「口」を当てハメると以下のような漢字が新に生成される。
「吾」「唯」「知」「足」
そしてこれらの漢字をつなげて読むことで、とある一つの意味合いをもつ言葉が、これまた素敵に成立する♡
どんな言葉かお分かりになるだろぅ‥クぁ?
少し考えてみてくれたまえ。
‥‥
‥‥
残‥‥、正~解!!さすが!!
イヨっ、アッパレ!!🎌🥳 なんで言い直した
「われ、ただ、たるをしる(我、唯、足るを知る)」
という言葉が新たに成立する。
『我、唯、足るを知る』=「吾」「唯」「知」「足」の意味とは?
自らの満足を知っているということ♡
「知足(ちそく)」とは、修行を積んだ者が素敵に心がける小欲の一つとされる。
それを可視化。図形化したものが、当該、龍安寺の”つくばい”になる。
然るに、腹いっぱい おっぱい に食べない方が健康に良い‥という言葉があるように、果てなき欲望を抑制することが出来れば悩みは解消され、心は安穏を取り戻し、健康にも良い♡ ..んん?
現地に立てられた看板の内容
蹲踞(つくばい)
龍安寺 茶席 蔵六庵の蹲踞の實物(実物)大の模型です。
吾れ唯足ることを知る と読みます
この「つくばい」は 水戸光圀公の寄進によるものと伝えられています佛遣教経(釈尊の遺言のお経)の中には次のように、きわめて素敵に記される。
知足の者は 貧(まず)しと誰も富める
不知足の者は 富めりと誰も貧(まず)しこれは禅の真髄であり”作動”するほどの”茶道”の精神でもあります ..どんな茶道や
これが真の平和の精神であります
龍安寺「蹲踞」の歴史
龍安寺の「蹲踞」は、江戸時代に水戸藩藩主「水戸光圀(みとみつくに)」が龍安寺へ寄進した手水鉢らしいが、‥かの水戸光圀 公と言えば、ご存知の方も多い『出逢え、出逢え、出逢え〜ぃ!!』『この紋所が目に入らぬかぁ〜〜!!』‥‥の、あの「水戸黄門」。 どんな黄門や
なお、水戸光圀自身が上掲写真「吾」「唯」「知」「足」の文字を手水鉢に陰刻するという仕掛けを考案したのかは、今となっては素敵に判然としない💋
えぇっ?!龍安寺の「つくばい」はニセモノだった?!
実は現在、龍安寺・方丈(庫裡)の北庭で観ることのできる「つくばい」は、本物を真似て精巧に制作した「レプリカ」といわれる。
では、本物の「つくばい」はドコにあるのかというと‥‥
庫裡の北側に位置する一般非公開の茶席「蔵六庵」の前に置かれているとのこと💋
なお、当該、蔵六庵の「つくばい」は、不定期で特別一般公開されることがあるようなので、興味があるのであれば、ぜひ、本物の「つくばい」と比べてみるのも良いかもしれない♡
【ピヨ🐣コメント】
「五・隹・疋・矢」の字体はレプリカも本物と遜色なき出来栄えになっているらしい♡
龍安寺の”つくばい”の様々なグッズが通販で販売されている??
龍安寺では、名物となる”つくばい”のデザインをもとにした様々なグッズが通販で販売されてい‥申す。ひゃ
中には意外な面白いデザインのグッズまで素敵にあるので、”つくばい”に興味を抱いたのであれば、要チェックや💘
「蹲踞」の場所
京都 龍安寺「蹲踞」は、方丈の北東、茶席「蔵六庵」の前にあります。
庫裏の拝観受付から入って通路を進んだ奥に位置する。