京都・金閣寺(鹿苑寺)「金閣寺垣」
「金閣寺垣」の読み方
金閣寺の境内には、難しい漢字の表記の仏像やお堂がありますが、金閣寺垣は「きんかくじがき」と読みます。
「金閣寺垣」がある場所は「立ち入り禁止」??
巌下水と龍門滝の間に高台に登っていくための石段があります。
この石段の脇に建てられている垣根を「金閣寺垣」と言います。
この石段を登っていくと、安民沢の方へ出ます。
なお、この金閣寺垣がある場所は、一般の参拝者は立ち入り禁止区域となっており、じっくりと拝観することができません。(立ち入り禁止の看板があります)
そもそも「金閣寺垣」とは?
「金閣寺垣」とは、「竹」で出来た「垣根」のことです。
脚の膝くらいまでの高さで、簡単に越えられそうですが、これは足元垣の一種で、道などとの仕切りとしての役割を担う垣根になります。
またこのような垣の後ろが見えるものを、「透かし垣」とも言います。
垣根にも種類があった?!
実は垣根にも多数、種類がありお隣の龍安寺にも金閣寺垣と同様の垣根があり名前を「龍安寺垣(りょうあんじがき)」と呼称します。
「龍安寺垣」も「金閣寺垣」と同様に竹材を用いた垣根ですが、金閣寺垣との違いは「竹を斜めに交差」させて組まれています。
一方の金閣寺垣は「縦方向に正方形」のマスを作るようにして組まれています。
「金閣寺垣」の周りを見ると、垣のその外には木が生い茂っています。
「金閣寺垣」は石段と、庭園との区切りになっているのです。
また、金閣寺の垣根をならって造られた竹垣を総称して「金閣寺垣」と言います。
玉縁という垣根のてっぺんの部分を半分に割った竹で作っており、簡素ながらも上品な竹垣です。
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金閣寺・虎渓橋とは?
金閣寺垣で囲まれた石段の名前を「虎渓橋(こけいきょう)」と言います。
「虎渓橋」の名は、中国の故事で「虎渓三笑(こけいさんしょう)」に由来します。
「虎渓三笑」は、3賢者が集まったところ、話に夢中になりすぎて、渡るべきではない橋を渡ってしまい、3人で大笑いしてしまったという話です。
あなたも話に夢中になりすぎて、この虎渓橋をうっかり登らぬように注意しましょう。
金閣寺垣の場所
金閣寺垣は金閣寺境内の厳下水を越えたところで観ることができます。